2009年1月18日日曜日

Macで家計簿

金遣いの荒い僕ですが、いちおう家計簿というものをつけています。



Windowsをメインで使っていた頃はご多分に漏れず Microsoft Moneyを使っていたのですが、毎年バージョンアップに1万円取られるのと、どうにも面倒くさくなって長続きしなくなることから、しばらくバージョンアップはやめていました。

家計簿で完全に金の流れを細かく記録するのは労力に見合わない。でもおおまかでいいからどれくらいの金の流れがあるのかは把握したい。そういうかんじで自分のニーズを見極めていった結果、
・メインバンクの預金入金実績と残高管理
・クレジットカードの買い物の記録と負債管理
このふたつが入力作業なしで出来さえすればかなりの部分が満たされるということになりました。

もちろん Microsoft MoneyでもMSN Money残高照会のアグリゲーション経由でできるのですが、自動更新が1年で切れてしまい、いちいちバージョンアップ版を買わないといけないです。バージョンアップしても重くなるばかりで、ユーザーインターフェースが一向に改善されないのもあいまって、いいかげんいやになりました。

そこで最初に目を付けたのがYahoo! MoneyLook3 でした。これはアグリゲーションという意味ではよく出来ています。しかし難点がいくつかあって、その最大のものはMacで使えない、というものでした。
これを克服するためにBoot Camp Windows Vistaを入れたり、Vmware Fusionでユニティモードというものを試してみたりしたのですが、Boot Campはいちいちリブートしなくちゃいけないし、Vmware Fusionはやっぱり実行速度がとろくていらいらしたりするので、次第に使わなくなってしまいました。



そうこうするうちにMaster Money for Mac 2が去年バージョンアップしたので、何回かお試し版は使ったことあったので思い切って買ってみました。
これも僕のやりたかったアグリゲーションサービスからの銀行・カードの自動データ取り込みという意味では、Master Money for Mac 2 でも、最初は苦難が伴いました。
MSN Money残高照会はいつのまにかSafariではまともに動かなくなったし、firefoxでもだめ、Operaでかろうじて動く、という状況だったのですが、OperaもバージョンアップでなぜかMSN Money残高照会が動かなくなってしまいました。

で、ほかのアグリゲーションを探すことになります。
僕の使っているのだと、三菱東京UFJ銀行がやっているMUFG NET PLAZA 口座一元管理サービスというアグリゲーションサービスがあって、これも後述の東急カードにも対応しているし、まあまあよくできているのですが、ofx形式でのデータダウンロードに対応していないのです。それさえあれば相当使えるのに・・・。
ほかにめぼしいWebアグリゲーションというとgooワンビリングくらいなものでした。これはMSN Money残高照会と同じNTTビズリンクというところが作っているらしい。でもこれもMac対応は遅れてましたが、これはgooワンビリング側がいろいろ対応してくれました。去年の12月くらいから、ofx形式でデータを吐き出してくれるようになりました。これですよこれ。


マスターマネー家計版 5はもともとgooワンビリングにがっつり対応していて、gooワンビリングからワンクリックでマスターマネー家計版 5へデータ取り込みという技ができるのですが、これが残念なことにMasterMoneyのWindows版限定の機能なのです。しかしMaster Money for Mac 2 では、ファイル→電子明細の取り込み から、ofx形式(世に言うMicrosoft Money形式)でのデータ取り込みができます。

これを利用して、gooワンビリングで「データダウンロード」→「Microsoft Money(ofx形式)データダウンロード」を選んでダウンロードされるファイルを、MasterMoney for Mac側で取り込みます。取り込み時にカテゴリー(P/L科目みたいなの)とか資金移動口座(B/S科目みたいなの)を指定すればOK。

あとはメモ項目のところに簡単な摘要を記述しておけば、まあだいたいの資産の流れやらクレジットカードの状況は把握できるようになります。

ほんとはカードを使ったら伝票を入力して、カード会社からの請求書が届いたらひとつひとつリコンサイルとかするのでしょうが、めんどうなのでそんなことはしません。カード会社からの請求書と銀行の入出金明細をひたすら記録するだけです。
でもこれだけでも十分、家計のおおまかな流れは把握できるようになるというものです。

Windows使っている人ならMoneyLook3のほうがそれだけで完結できるから楽と言えば楽です。でもそれ以上のことはなにもできないけど(たとえば支出に科目を割り当ててあとで集計して分析、ということはMoneyLook3じゃぜんぜんできなかったとおもう)。

あと、MoneyLook3のほうが対応している金融機関とかカードとかが豊富のようです。うちは東急沿線なので東急TOP&カードというものを作っていて、これがPASMOオートチャージもついていて東急ストアのポイントもたまるという便利さ満載のカードだったわけですが、gooワンビリングMSN Money残高照会ではいっこうに対応されなかったけど、MoneyLook3では当たり前のように対応していて軽く感動しました。うちはgooワンビリングでいくことにしたので、逆にそれに対応していない東急カードは切り捨てていきましたが。

そんなわけで、Macで家計簿を、という人は、gooワンビリングMaster Money for Mac 2 の組み合わせをおすすめしておきます。多少の複式簿記の知識があれば、Microsoft Moneyよりわかりやすいと思います。
あとはWindows版みたいにワンクリックで取り込みまでやってくれればいうことはないのですがね。

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